病気の芽を見つけることは難しそうですが、「なんだか体がだるい」「食欲がない」「小便が出にくい」「最近、足腰が弱くなった」など、漫然とした体調の変化が病気の芽の存在を知らせてくれます。からだはそうした変化を巧みに発して異常を知らせ修復しようとします。
そして、その手助けをするのが漢方薬なのです。 たとえば、「からだのだるみを治してほしい」と漢方療法を始められた患者が、漢方薬を服用しているうちに、だるみがとれるだけではなく、「風邪をひきにくくなった」とか「肩こりや便秘が治った」と喜ばれることがよくあります。
この例からも、漢方薬が西洋薬とは違って、ある病気や症状だけを治すのではなく、からだのバランスの崩れを治して、病気の芽を摘み取っていることがわかっていただけるでしょう。
”漢方薬が未病を治す”といわれるゆえんです。
自分が未病ではないかと思われる方は、病気になる前に漢方療法を試してみてはいかがですか・・・。
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